わたくしたちの生活に欠かせない電力を供給する送電線の検査。
発電所から家庭まで引かれている電力ケーブル。その中でも高圧電線は絶縁被覆がなく厳しい環境下に置かれています。経年劣化により撚線のほつれ、切れ等が発生します。日頃の点検は主にスコープによる目視検査が主流ですが、人が入っていけない部分も沢山あります。そこでドローンを活用し、ケーブルをドローンの可視カメラにて点検を行っております。
<当社の撮影技術について>
我々は、CMSレーダーや自動操縦はWayPointは活用しますが、AE(自動露出)、AF(オートフォーカス)は使用しません。なぜかと言うと送電線は通常径間長が数百メールあるので、真横に移動するでけでなく弛みの傾斜に合わせて横移動しないといけません、また例えば15万ボルト以上の電線は地上から50m以上あり、地上より風が強く横揺れを起こします。電線に真横から撮影を行うとおおよそ±2mは上下に動きます。なかなか自動飛行プログラムでは追従が難しいです。さらにAF(オートフォーカス)を使用すると、ズームや望遠レンズを使用した場合、後ピンなどになり、肝心な電線がピンぼけてしまったり、AE(自動露出)を使用していると飛行中に日が陰ったりすると絞りを開ける方向に勝手に調整してしまう為、肝心な送電線が白飛び状態(露出オーバー)となり撚線が良く観察できなくなってしまいます。当社では最小限の自動航行(飛行安全目的)とあとは前述のノウハウで電線が外乱にあっても画像が安定するように工夫しながら撮影・点検を行っております。
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